みんな揃いました!

もう11月になりました。昨年の3月からコロナ禍のため、カンパネッラの練習は中止になったり、メンバーが集まらなかったりを繰り返していました。そして今日やっと、1年8ヶ月ぶりに、全員が揃いました! 残念ながらしばらく休団することになったのメンバーが一人おりますが、彼女を除き、指揮者を入れて7名、やっと集まれるようになりました。少人数でリハビリと言って頑張ってきたメンバー、外出はままならないけど、自宅で自主トレに励んでいたメンバー、やっぱり揃うと良いですね。響きが2倍にも3倍にもなり、音楽が生き生きしてきます。今日はそれを実感した良い練習になりました。

まず、ミサ「おさな子のための祈り」よりkyrie を丁寧に返しなが.ら。そして Agnus Dei を。なかなか良いスタートです。以前よりもミサらしくなっているような気がしました。「大越桂の詩によるうた」からは、“桜のむこう” と“桜の便箋”。4声部なので、2,1,1,2の人数で。穢れのない無垢な優しさや明るさを表現ができたら良いなあと思います。もう一度じっくりと詩を読んで、その世界を想像しましょう。「東欧の合唱小品集」からはまず、“小さな雲”と“風が歌う”を。余計な力が入らなくて、心地よい響きに心がほっとしました。そして“ヘンルーダの花が咲いたら”を練習しましたが、1名休会者がいる為、パートの移動が必要とのことで、筆者ともう1名がパートを移動することに。初見は少々ハードルが高く、次回の練習まで音を取ってくることになりました。次回って、今度の土曜日です!はい、頑張ります!「木下牧子合唱曲集」からは“うたをうたうとき”、“おんがく”、“夢みたものは”、“にじいろの魚”の4曲を練習。良い響きで、かなり良い雰囲気が出てていたように思いました。(自画自賛!)

久し振りに揃って歌えて、今日は幸せでした。聴きあう心や歌心が以前より少し深くなったような、そんな気がしました。きっとこの間、様々な事がそれそれの心に起きていたのだろうと思います。少し大人になったのかもしれません。それが響きになってきっと現れたのだと信じます。

それにしても、やっと揃って練習できるようになったけど、これが一体いつまで持つのか、本当は少し心配しています。秋を楽しみながらでも、気を緩めず、感染対策をしっかりして過ごしましょう。