八月尽

気が付けば8月も今日で終わり、今年も2/3が過ぎました。早かったのか遅かったのか、暑い寒いの気候は気にはなっているけれど、コロナの為に季節の思い出がちっとも無く、寂しい日々が続いています。

カンパネッラの練習や行事も中止や延期が続いていますが、6月から月1回の練習を再開しました。でも、メンバーが少ないグループではありますが、看護師の仲間や遠隔地の仲間もおり、当分は通常の練習というより、歌を忘れないでいる為のリハビリと考えています。7月の練習は参加は3人でした。50人以上の会場を3人で広く使いましたが、顔合わせがメインの様で、歌ったのは木下牧子の曲を3曲をホントに軽くだけでした。

8月の練習は昨日でした。また軽く歌って終わりかな、と思いましたが、昨日は違いました。歌いました。久しぶりに何カ月ぶりかでちゃんと声を出しました。メンバーも5人集まり、4声部の曲も各パート揃っています。先ず、ソプラノの★さんの指導で軽く体操をして、発声。マスクをしての声出しなので、思うようにいかないけれど、久しぶりの声出しに以前の感覚が少しよみがえってきた気がしました。練習はミサ「おさな子のための祈り」からKyrie。軽く流すだけかな、と思っていたら指揮者の要求はいつも通り。確かにせっかく都合をつけて集まったメンバー、短くても充実し時間にしないと、と筆者も心を入れ替え、歌いました。昨日はもう1曲八重柏さんの曲から「病院」。今コロナで大変な医療従事者の方々や病院の情景とダブります。練習は各パートの音取りの問題があったのか、なかなかはかどりませんでしたが、心を込めて歌いたい曲になりました。

練習時間は正味1時間ちょっと位だったと思いますが、筆者は今朝起きたら背筋が痛くなっていました。深く息を吸うときは背筋も使います。歌う機会が無くなり、背筋を使うことも無かったので、久しぶりの使用で痛くなったのだと思います。筋力が弱くなっていた、とも言えますが、少し心地の良い痛みでした。

感染対策をとり、月に1回2時間でどこまで出来るか、それも感染状況によってはこれからもどうなるか分かりません。でも、集まれた時はぎゅうっと充実した時間にしたいと思います。歌を歌えるということは、幸せなことです。